家計

「貯まる財布」は中身もシンプル クーポン券はもらわない選択肢も

節約アドバイザーの丸山晴美さん(右)が「貯まる財布」の特徴を解説

節約アドバイザーの丸山晴美さん(右)が「貯まる財布」の特徴を解説

 2021年こそ収入アップを目指したい。とはいえ、なかなかお金が貯まらない…。そんな人は自分の財布の中身を見直してみるとよいかもしれない。「お金が貯まる財布」と「貯まらない財布」の違いはどこにあるのだろうか。

「持ってはいけない」リボ払い専用クレカ

「カードがいっぱい!」。女性セブンのオバ記者こと、野原広子さんの財布を手に、節約アドバイザーの丸山晴美さんが思わず声を上げた。

 オバ記者の2つの財布の中には、クレジットカードや銀行のキャッシュカード、ポイントカードが全部で19枚。そのほか、飲食店の割引券やレシートなどが分けて入れられていた。カード枚数に反比例して現金が少ないのは、何を表しているのか…。

「私、ポイントを貯めているの。“ポイ活”よ。マイルで石垣島に行ったこともあるんだから。買い物をしただけで旅行にタダで行けるなんてお得じゃない?」

 そう胸を張るオバ記者に最もよく使うカードを見せてもらったところ、リボ払い専用カードだった。リボ払いとは、毎月の支払額を一定金額にして、金利とともに返済するもの。オバ記者の場合、返済額を5万円の設定にしている。

「このカードを使うと、買い物に行くたびに500円分の商品券がもらえるの」(オバ)

 すると丸山さんが、「それは、あかん…」と、つぶやく。

「リボ払いはポイントが通常の3倍も貯まるので、確かに魅力的です。とはいえ、利息が高いため、毎月かなりの額を返さないと、元金が減りません。リボ払いを活用するなら、毎月の返済額を上限額(20万円程度)に設定して、借金を翌月に持ち越さないことです」(丸山さん)

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