住まい・不動産

家賃も安いし意外とアリ? 洗濯機置き場が“室外”の物件の住み心地

外置き洗濯機の場合は、洗濯する時間などにも配慮が必要

外置き洗濯機の場合は、洗濯する時間などにも配慮が必要

ベランダに洗濯機を置いても壊れない?

 メーカーに勤務する30代男性・Bさんは、「室外」をメリットとして捉え、住み続けているという。

「洗濯機置き場が室外前提なので、ベランダに水栓があるんです。僕は大家さんの許可のもと、それを二股にして、菜園用の水栓として活用。ベランダ掃除の時も便利です。もしホースが外れても、ベランダが濡れるだけですし」(Bさん)

「室外」物件歴6年目を迎えるBさん。「洗濯機、壊れないの?」と聞かれることも多いというが、実際のところ、どうなのか。

「私も当初同じことを懸念していましたが、壊れた時の金銭的ダメージを考えて、中古の縦型洗濯機を買いました。でも、6年経った今でも全然壊れません。室外物件の洗濯機置き場は、ベランダとか共用廊下とかいろいろなケースがあるんですが、僕の場合はベランダ。屋根付きなので、暴風雨でなければ日常的に雨が打ち付けるわけでもありませんし、汚れが心配なら洗濯機専用のカバーもある。日当たりがいいので、カビとも無縁です。室外物件は敬遠されがちかもしれませんですが、家賃の節約を考えるなら個人的には全然問題ありませんね」(Bさん)

室外ならではの配慮も必要

 PR代理店に勤務する20代男性・Cさんは、「室外」ならではの配慮が必要だと語る。相場価格よりも安い家賃に惹かれ、「室外」タイプの物件に住んでいた時のことだ。

「最初は会社から帰宅し、夜9時頃に洗濯機を回す生活でした。すると、周囲から騒音の苦情が入ったらしく、引っ越して早い段階で管理人さんにやんわりと注意され、配慮が足りなかったことに気づきました。それからは、洗濯機を回すのは夕方までと決め、あとは防音マットを敷いたりして対策をとっています。“深夜しか洗濯できない”というような人や、“好きな時間に洗濯したい”という人は、室外の洗濯機置き場は不向きかもしれません」(Cさん)

 洗濯機の置き場を「室外」にするだけで、家賃相場も割安になるケースは多い。上記で紹介したメリット・デメリットを踏まえたうえで、あらためて住まい選びの選択肢に入る人もいるかもしれない。

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