住まい・不動産

たしかに家賃は安い。では治安は?「ホテル街」の物件の実際の住み心地

ラブホテルがひしめく夜の渋谷・円山町

ラブホテルがひしめく夜の渋谷・円山町

 夜中も出歩く人が多い場所だが、気になる治安については、どうなのか。

「夜、酔って歩いていたら、警察官から職務質問されたことは何度かありますね。ホテル街だからというより、繁華街の近くだから、酔っ払い同士のケンカなども見たことがありますが、その程度です。むしろホテル周辺には交番があり、しょっちゅうパトカーが巡回しているので、安心ともいえます。

 街の雰囲気も、昔はちょっと暗くて近寄りがたい空気感が漂っていましたが、今はもうオシャレさとか綺麗さを打ち出しているホテルが多いので、ずいぶん変わったなと思います」(Aさん)

家賃の安さに即決「でも、子供がいる人には向かない」

 家賃の安さはやはり大きなメリットだ。現在、ホテル街の“ど真ん中”に住んでいるというメーカーに勤務する20代女性・Bさんも同じだ。

「家賃の割に広くて設備が良く、テンションが上がって見つけたその日のうちに内見しに行ったら、ホテル街でした(笑)。うちの隣も斜め向かいもラブホです。でも、ラブホは個人的に女子会を何度もやってたりしたことがあるので、むしろ便利そうとさえ思いました」(Bさん)

 また、Bさんが住む街のラブホテル周辺は、「思ったより全然人がいない」という。

「今って、そもそもラブホを使う人が少ないんじゃないですかね? うちの周辺のラブホは、インバウンド向けに外国語で案内を出して、『大人数OK』みたいな表示をしているし、女子会やコスプレ撮影会、ビジネスマンが昼寝に使ってもいいとか謳い文句を掲示しています。コロナ禍になってからは『テレワークにも!』となっていました。どれだけの人が利用しているのかわかりませんが、必死さが伝わってきますよね。そういえば、コロナでいくつか閉店したホテルもありました」(Bさん)

 ただ、Bさんは、「やっぱり、子供がいる人には向かないかも」とも。理由は、「『あれは何?』と訊かれた時に、説明が面倒だから」だという。

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