住まい・不動産

「家賃が安いだけじゃない」住民たちが語る“ベランダなし”物件の意外なメリット

「ベランダなし」物件の住み心地は?(イメージ)

「ベランダなし」物件の住み心地は?(イメージ)

 部屋探しで不動産情報サイトを見ると、検索条件に「ベランダ・バルコニー」という項目が用意されていることがある。「ベランダやバルコニーがない物件に住むなんて考えられない!」と思う人もいるかもしれないが、「住んでみると案外平気」という声も聞こえてくる。ベランダ・バルコニーがなければ、その分、専有面積も狭くなるので、家賃が安くなるケースがほとんど。「ベランダ・バルコニーなし」の物件ならではのメリットを感じている人の声を聞いた。

ベランダがあるがゆえの厄介事を経験

 メーカーに勤務する30代男性・Aさんは、かつてベランダがある物件に住んでいたが、「よほどベランダ菜園が趣味とかでない限り、部屋干し派には、あまり関係ない項目だと思います。ベランダは、あっても案外使わない」と言う。

「大通り沿いの部屋に住んでいた頃、屋外に洗濯物を干すと車の排気ガスまみれになりそうなので、部屋干しにしていました。すっかりその習慣がついてしまったのと、ベランダって、あったらあったで葉っぱなんかのゴミが溜まるので、掃除が面倒だなと思うようになりました。

 あと、隣の部屋には小さい子供がいたのですが、しょっちゅうベランダで騒いでいて、こちらが在宅で仕事をしている時にはかなりうるさかったですね……。子供もストレスが溜まっていたのでしょうが、せめて部屋の中で騒いでくれていれば、そこまで気にならなかったかもしれませんが」(Aさん)

 緊急事態宣言が発令されていた頃、ベランダから思わぬ「におい」が漂ってきて悩まされたこともある。

「“おうち○○”が話題になっていた時、1階の住人が専用庭で頻繁に肉や魚を焼いていて、窓を開けたら煙にむせるし、自分の部屋ににおいは充満するし、最悪でした……。ベランダがあることがこうもマイナスに働くとは思ってもみませんでした」(Aさん)

 その後、Aさんは家賃の安いベランダなし物件に引っ越した。同時にこうした悩みから解放されたという。

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