豊洲など湾岸エリアにはタワーマンションも多い(写真:イメージマート)
東京都の城東エリア南側に位置するのが、江東区と江戸川区である。どちらも南北に長く、北側には古くからの市街地が広がり、南側は新しく開発された埋め立てエリアが続くという、よく似た構図を持っている。しかし、街の成り立ちや一般に抱かれるイメージには、意外なほど多くの相違点があるという。今回は江東区について、中古マンションを探す際に役立つエリアごとの特徴を『東京23区中古マンション格差の地図帳』(宝島社)の監修者で、不動産ジャーナリストの榊淳司氏が詳しく解説してくれた。
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江東区は「深川」「城東」「湾岸」の3つのエリアに分かれる
江東区は東京23区の東部に位置し、南側は広く東京湾に面している。外周を荒川、隅田川が流れ、運河も多い。江戸時代から新田開発のために埋め立てが始まり、1947年の区誕生時と比較しても、埋め立てで区の面積は倍増している。
交通網は極めて充実しており、東京メトロ東西線・有楽町線・半蔵門線、都営大江戸線・新宿線、JR総武線・京葉線、りんかい線、ゆりかもめなど計9路線が区内を網羅している。この江東区を大きく分けると、江戸時代から続く下町情緒が残る北側の「深川エリア」「城東エリア」と、新興の住宅地、商業地として開発が進み、現在はタワーマンションが建ち並ぶ南側の「湾岸エリア」に分けられる。
江東区の中古マンション(70平米)の平均価格は7340万円(過去3か月の間に「LIFULL HOME’S」に掲載された物件の中から独自に集計した平均価格。2026年3月1日現在)で、23区内では13位と中位に位置するが、榊氏は「あくまで区の平均であり、深川エリアと湾岸エリアでは街の性質から不動産価格まで大きく異なる」と指摘する。
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