家計

自分に合わなかった節約術 「自炊」や「ジムの風呂利用」に挫折した各々の事情

 2か月目にして、運動はせず、シャワーだけのためにジムに通うことが増え、徐々にジムにも行かなりました。やっぱり、シャワーを浴びるためだけに往復20分かかることが一番苦痛でしたね。家からもっと近ければ続けられたかもしれませんが、暑い時期は帰宅時に汗をかくし、冬場は家を出るのが億劫になるし、僕には無理だと思いました」(Aさん)

冷凍したはいいものの、解凍が面倒になって…

 メーカーに勤める20代の女性会社員・Bさんは、節約の王道ともいえる「食費の節約」に挑戦した。できるだけスーパーで割引された食品まとめて買い、自炊するというものだ。以前はコンビニで弁当やお菓子を買って食べていた。

「コンビニでばかり買っていたせいか、一人暮らしなのに食費が月7万~8万円近くかかっていて、さすがに使いすぎだと思い、節約を始めてみました。コロナ太りしたので、自炊をすればダイエットにもつながるんじゃないかな、とも思い、生活スタイルを180度変えました」(Bさん)

 まずは、スーパーで見切り品を中心に購入し、自炊をスタート。元々、自炊していなかったが、料理をすること自体は苦手ではないというBさん。

「見切り品を中心に、まとめて買ってまとめて料理していたら、それをまとめて食べてしまって……(笑)。結局ダイエットにも節約にもなっていませんよね。

 また、フリージングを活用しようと思って、ごはんは一度にたくさん炊いて小分けにして冷凍。業務用スーパーで大容量の肉を買って、それも小分けにして冷凍。カレーを大量に作って冷凍……、ととにかく冷凍していたんですが、今度は解凍するのが面倒になって凍りっぱなし……。私には自分一人用の自炊は向いてないようです。ほかで節約するか、その分稼ぐ部分を探そうと思います」(Bさん)

 お金の管理を見直した人もいる。IT企業で働く20代の男性会社員・Cさんは、上司が若い頃に実践していたという「封筒を使った節約術」に挑戦した。1か月に必要なお金をあらかじめ決めておき、食費や交際費など用途別に分けた封筒にお金を入れて管理する方法だ。お金が必要な時は、そこからお金を取り出して使う。だが、思わぬ落とし穴があった。

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