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コンビニ「いちご大福」を食べ比べ 専門店とは異なる“手頃さと大福感”

1個650円、専門店の「映え」はさすが

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福

 それでは専門店のいちご大福と比べてみるとどうだろうか。フルーツ大福の専門店『覚王山フルーツ大福 弁財天』のいちご大福も試食した。今回、記者Aが実食したのは都内の店舗で購入した、紅ほっぺのフルーツ大福。価格は650円だった。

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福。中のいちごが完全に透けている

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福。中のいちごが完全に透けている

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福の断面。完全に“映え”

覚王山フルーツ大福 弁財天の紅ほっぺの大福の断面。完全に“映え”

「こちらは、大きな紅ほっぺを少々の白あんと薄いもちで包んだフルーツ大福です。完全にいちごがメインで、白あんと餅は周囲を軽く包んでいるだけといった印象。糸を使ってカットするんですが、断面も見事に映えています。

 味もやはりいちごがメインで、ジューシーで甘味がしっかりある紅ほっぺのおいしさをそのまま体験できます。ただ、コンビニ商品と比べると、650円という価格はちょっと高く感じますね」

本来の大福の魅力を味わいたいならローソンか

左がローソン『いちご大福 しろあん』、右が弁財天の紅ほっぺの大福

左がローソン『いちご大福 しろあん』、右が弁財天の紅ほっぺの大福

 コンビニ各社の“いちご大福”と専門店のいちご大福を実食した記者Aは、以下のように総括する。

「まず、コンビニの方ですが、セブン-イレブンの『クリーム大福』と『雪苺娘』は、いわゆる大福ではなく、洋菓子と言っていいでしょう。専門店のフルーツ大福と比較はできませんが、優しい甘みとほどよいいちごの酸味を味わえるスイーツとしては、価格も安いし満足度も高い。ただ、“映え”はあまり期待できないと思います。

 そして、ローソンの『いちご大福』ですが、本来の大福の魅力を楽しみたいなら、専門店のフルーツ大福よりも、こちらを推したいですね。いちごの味わいもちゃんとあるし、白あんの味も存分に楽しめる。専門店の方は、あまりにもいちごが強すぎて、大福っぽさが少ない分、“これならいちごをパックで買ったほうがお得なのでは?”と考えてしまうんですよ。個人的には、白あんも餅もしっかり楽しみたいので、ローソンの『いちご大福』は、かなり好印象です。

“映え”の観点でいうと、専門店が圧倒的ですし、いちごも高級なものを使っていて、間違いなくおいしい。でも“普段のお楽しみ”として買うには、ちょっと高いかもしれません。おみやげや差し入れなどには専門店のフルーツ大福もいいと思うんですが、自分で食べるためなら手頃なローソンの『いちご大福』くらいがちょうどいいと感じました」

 同じフルーツ大福でも、コンビニの商品と専門店の商品とでは、楽しみ方がまったく異なる様子。予算とシチュエーションに合わせて、最適なものを選んで楽しみたい。

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