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WiMAX5Gの対応エリアは?速度は速い・遅い?料金やプランも徹底比較

WiMAX5Gの対応エリアは?速度は?料金・プランも徹底比較

WiMAXが使えるエリアは全国主要都市の99%、実人口カバーは1億人とほとんどの地域で使えるようになっていますが、場所によってはつながりにくいところがあるのも事実。

通勤や通学、普段ネットを使う範囲はエリア内なのか?エリア内の速度は?など必ずチェックしておきましょう。

しかし、エリアマップには見慣れない言葉もあり、実際にそのエリアは速いのか遅いのか、どんな表示がされていれば使ってもいいのかよくわかりませんよね。

このページではエリア判定からエリアマップの見方、実際の速度について解説しています。記事を見れば自身の行動範囲でWiMAXが使えるのかどうかわかるので、ぜひ参考にしてください。

WiMAXは5Gプランが主流

現在WiMAXではどの窓口も5Gプランが主流となっており、従来のプランは契約がでいません。5Gプランは、今までWiMAXで使われてきたWiMAX2+回線に加え、auの5G回線、4GLTE回線の3回線が同時使用できるようになったプランです。

3回線を使用することで速度や安定性があがり、使えるエリアも増えました。また、使用できるデータ容量の制限もなくなり、主要ネット回線としても使いやすくなっています。

従来では3日で10GBの制限があったため、速度制限が気になってなかなか使えなかった、契約に踏み切れなかった方も多いでしょう。5Gプランはデータ使用量を気にせずにネットが使えるのが大きなメリットです。

旧プランが契約できない理由

従来のプランはWiMAX2+回線を使用したプランで、モードを変更するとau 4GLTE回線も使用できる、という仕様でした。

しかし、WiMAX2+回線は徐々に5G回線への切り替えが予定されています。そのため、最高速度が下り440Mbpsだったものが220Mbpsへ変更されることに。

使用できるエリアが減っていく、速度も落ちてしまうという理由から旧プランを契約するメリットはなく、新規で旧プランを契約することもできません。

WiMAX+5Gのピンポイントエリア判定

※引用:UQWiMAX公式サイト

WiMAXが使えるかどうかエリアを確認するには、ピンポイントエリア判定が便利です。住所をいれるだけで、その地域でWiMAXが使用できるかどうか判定してくれます。

「ここで検索」から、使用する場所のキーワードや住所・郵便番号を入力すると調べることができます。地図から地域を選択すれば、地域一帯の使用エリアも見ることができますよ。

エリアマップの見方

エリアマップではau回線(WiMAX+5G)とWiMAX2+回線の2つの回線のエリアをみることができます。

au回線は3種類の色分けがされており、赤色は「5G sub6エリア」、オレンジ色は「5G NR化エリア」、黄色は「4Gエリア」を指しています。基本的には色がついている地域ではWiMAXが使用できますが、それぞれ速度が異なりますので注意しましょう。

赤色の「5G sub6エリア」

5G sub6(サブシックス)とは、スマホなどでも使用されている一般的な5G回線のことです。6Ghz(ギガヘルツ)より下の周波数を使用していることからsub6と呼ばれています。

4GLTEと近い周波数である3.7Ghzと4.5Ghzが使用されており、最大速度は4.2Gbpsほど。このエリアでは高速な5G回線を使用できると考えていいでしょう。

オレンジ色の「5G NR化エリア」

NR化とは、5G端末が使えるエリアをすばやく広めるために、4GLTEで使われていた周波数をそのまま5Gに転用した回線のことです。NRは「New Radio(新しい無線)」の頭文字からきています。

設備はそのままに5Gでも使用できるようにしているだけなので、最高速度は4GLTEのままとなっています。よってsub6エリアよりは速度が劣ります。しかし、依然として高速なので体感ではそこまで変化を感じることはないでしょう。

黄色の「4Gエリア」

4Gエリアは文字通り4GLTEのみが使えるエリアとなります。5G回線は使用できません。

スタンダードモードとプラスエリアモードの違い

電波の種類を選ぶ欄には、スタンダードモードとプラスエリアモードが選べるようになっています。それぞれのモードでは使える周波数とエリアが異なります。

スタンダードモード 通常使用時のモードで、WiMAX2+回線とau回線(5G・4GLTE)が使えるモード。データ容量の制限はなし
プラスエリアモード 切り替えると使えるようになるモード。通常の3回線に加え、プラチナバンド(700~800MHz)が使えるモード。データ容量制限は15GB/月

プラチナバンドとは700~800MHzの低周波数帯の電波のことです。プラチナバンドは障害物に強く、通常の電波だと遮断されてしまう建物の中や、電波が届きにくい山間部などでも通信がしやすくなっています。

プラスエリアモードにするとこのプラチナバンドが使えるようになるため、電波が届きにくかった地域でも安定した通信ができたり、通信速度があがります。

プラスエリアモードの注意点

便利なプラスエリアモードですが、使用において注意点が2つあります。

気をつけなければ、知らない間に料金がかかっていた!使いたい時に使えなかった!となってしまう可能性があるので、どうしても必要な時以外は使わないようにしましょう。

使用料金がかかる

プラスエリアモードに切り替えると、1,100円/月の使用料金がかかります。その月にどれだけつかっても1,100円ですが、月額料金と合わせると5,000円ほどの請求になることも。

月15GBまでしか使えない

プラスエリアモードはスタンダードモードとは違い、「月15GBまで」という制限があります。15GBを超えてしまうとその月は速度制限がかかり、プラスエリアモードにしても128kbpsになってしまうので意味がありません。

使用したデータ容量は、モバイルルーターなら端末から、ホームルーターならブラウザから確認できます。使用後はどのくらい使ったか、残りはどのくらいなのか確認しておきましょう。

エリアはプロバイダごとに変わるのか?

WiMAXは多くのプロバイダ(販売代理店)から販売されていますが、プロバイダによって使用エリアが変わることはありません。

WiMAXはUQWiMAXが提供しているサービスですが、他にも多くのプロバイダが販売を行っています。しかし、どのプロバイダで契約しても使用するサービスはUQWiMAXと同じものなので、使用できるエリアや速度、データ容量は変わりません!

プロバイダで異なるのは月額料金やキャンペーンなどで、サービスの質は変わりません。よって、プロバイダを選ぶ際は一番お得に使えるところを選びましょう。

WiMAX 5Gの実際の速度は?

実際にWiMAX 5Gを使用している方の計測結果を端末ごとにまとめてみました。あくまで平均値となり、使用する場所や状況によっては前後しますので、参考程度にとどめてください。

モバイルルーター 下り 上り
Galaxy 5G mobile wifi
Galaxy 5G Mobile WiFi
69.13Mbps 14.48Mbps
X11
Speed Wi-Fi 5G X11
74.08Mbps 12.42Mbps
ホームルーター 下り 上り
・L12
HOME 5G L12
107.8Mbps 19.97Mbps
L11
HOME 5G L11
122.57Mbps 16.51Mbps

※出典:みんなのネット回線速度

上記のデータは、「みんなのネット回線速度」で実際にWiMAX 5Gを使用している方の計測値です。直近3カ月の平均値となります。

5G sub6・5G NR化・4GLTE・WiMAX2+など、どのエリアでどの回線を使ってるかまでは明記されていませんが、おおよその平均値として参考にしてください。

速度の下りとは、主に動画や画像などをサーバーからダウンロードする際に必要な速度のことです。基本的に回線速度を見るときは、この下り速度が重要となります。

YouTubeの高画質(HD1080p)を見るには5~10Mbps、4K画質をみるには20Mbpsが必要です。よって、平均で50Mbps以上の速度が出ているWiMAXはかなり高速だということがわかります。

※出典:YouTubeのシステム要件と対応デバイス YouTubeヘルプ

WiMAX 5Gプロバイダを比較

WiMAX 5Gを取り扱っている主要プロバイダの月額料金、契約年数、キャンペーン内容などを比較しました。

どのプロバイダで契約しても回線の質は変わらないため、一番お得だと思えるプロバイダで契約しましょう。

プロバイダ GMOとくとくBB
GMOとくとくBB
BroadWiMAX
BroadWiMAX
カシモWiMAX
カシモWiMAX
UQWiMAX
UQWiMAX
DTI
DTI
5G CONNECT
5G CONNECT
BIGLOBE
BIGLOBE
VisionWiMAX
VisionWiMAX
契約年数 2年
(自動更新なし)
2年
(自動更新なし)
縛りなし 縛りなし 2年 縛りなし 2年 2年 3カ月 縛りなし 2年 縛りなし
キャンペーン内容 キャッシュバック
2万5,500円
(新規)
月額割引 月額割引 キャッシュバック
1万7,820円(新規)
月額割引 キャッシュバック
2万1,780円
月額割引 月額割引 月額割引 キャッシュバック
1万円
事務手数料 3,300円 3,300円 3,300円 3,300円 3,300円 4,400円 3,300円 3,300円 3,300円
端末代 770円/月
(分割36回)
【一括】3万1,680円
【分割】880円/月(36回)
0円 2万7,720円 2万7,720円 2万1,780円 0円 0円 ・分割770円/月(36回)
・分割1,155円/月(24回)
【一括】2万7,720円
支払い方法 クレカのみ ・クレカ
・口座振替
クレカのみ ・クレカ
・口座振替
クレカのみ クレカのみ クレカのみ ・クレカ
・口座振替
クレカのみ
必須オプション あり
(初月無料)
あり
(初月605円)
なし なし なし なし なし なし なし
初月(契約月) 1,089円日割り 1,397円日割り 1,397円日割り 1,408円 日割り 日割り 日割り 4,500円 5,250円 0円 2,398円 2,794円
1~2カ月目 3,784円
(1~12カ月目)
3,773円 3,850円 4,818円 4,268円
(1~12カ月目)
3,410円 4,180円 4,500円 5,250円 3,773円 4,400円 4,796円
3~24カ月目 4,334円
(13カ月目以降)
3,773円 3,850円 4,818円 4,950円
(13カ月目以降)
3,410円
(1~13カ月目)
4,180円 4,500円 5,250円 3,773円 4,400円
(12カ月目まで)
4,796円
(12カ月目まで)
25カ月目以降 4,334円 3,773円 3,850円 4,818円 4,950円 3,960円
(14~37カ月目)
4,730円
(26カ月目以降)
5,250円 5,250円 4,928円 5,049円
(13カ月目以降)
5,170円
(13カ月目以降)
2年間総額※1 10万2,936円※2 12万5,532円※2 13万20円※2 11万8,932円 12万3,816円※2 11万8,910円円※2 10万3,620円※2 9万4,400円 13万400円 12万1,572円※2 13万4,408円※2 14万0,612円※2
※1 月額料金 x 24カ月 + 事務手数料 - キャッシュバック の総額
※2 機種代を含んでいます

総額最安値はGMOとくとくBB

この中で2年間の総額が安くなるのはGMOとくとくBBです!キャッシュバック額も高く、月額料金も他社と比べて安くなっています。

ただし、キャッシュバックは新規申し込みの方と乗り換えの方で額が異なるので注意しましょう。新規申し込みは2万8,000円、乗り換えは最大の4万円となっています。

また、キャッシュバックがもらえるのは契約から約1年後。すぐにもらえるわけではないので、長く使う予定だという方におすすめのプロバイダです。

サポートが充実!BroadWiMAX

BroadWiMAXは、万が一思ったような速度が出なかった場合、別の光回線やモバイルWiFiサービスに無料で乗り換えができる「いつでも解約サポート」を用意しています。

また、別のプロバイダから乗り換えの方には、1万9,000円まで違約金を負担。「旧プランから5Gプランに変えたいけど違約金が…」という方も安心して乗り換えができます。口座振替にも対応しているので、カード払いが難しい方にもおすすめです。

手厚いサポートがほしいという方におすすめのプロバイダとなっています。

端末代が実質無料!カシモWiMAX

利用開始月を除き、料金がかわらずずっと4,818円で使えるカシモWiMAX。他社では端末代がかかりますが、カシモWiMAXではなんと毎月端末代相当が割引きされるため、端末は実質無料に

ただし、3年以内に解約すると端末代割引きがなくなってしまうため、残債代を一括で支払う必要があります。長く使っていきたい、端末代を払いたくないという方におすすめのプロバイダです。

短期間レンタル可能!5G CONNECT

この中で端末がレンタルなのは5G CONNECTのみ。3カ月以降は解約手数料や端末代をかけずにいつでも解約可能なので、1年も使う予定がないという方は5G CONNECTがいいでしょう。ただし月額料金は他よりも高めなので、長期間使用する場合はやはりGMOとくとくBBなどがお得になります。

旅行や出張など、数か月だけ使いたいという方におすすめのプロバイダです。

まとめ

  • WiMAX契約前はピンポイントエリア判定をしよう
  • 5Gを使えるエリアは限定的
  • プラスエリアモードは有料・制限あり
  • プロバイダによってエリア・速度は変わらない
  • プロバイダは一番お得だと感じるところを選ぼう

WiMAX 5Gのエリアやモードについて解説いたしました。

5G回線はまだ全国的につかえるわけではなく、使える範囲のほとんどは4GLTE回線を転用したNR化となっています。速度は4GLTE回線のままなので、なんちゃって5Gのようなものです。

本当の5G回線である5G sub6エリアはまだ都心部のみとなっていますが、エリアマップの予定を見ればわかる通り、どんどん拡大予定です。ピンポイントエリア判定をしてエリア内であれば、契約を検討してみてはいかがでしょうか。

もし契約したあとに「つながらなかった」「速度が著しく遅く使えない」といった場合は初期契約解除制度を利用しましょう。契約書を受け取ってから8日以内であれば、違約金なしで契約解除が可能です。

初期契約解除はどのプロバイダでも利用可能なので、端末が到着したらすぐに速度を確かめましょう。