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転職での面接マナーは重要!事前準備と当日のマナーまとめ

転職での内定獲得に大きく影響する面接マナー。「あの失敗がなければ内定を取れていたかも…」と後悔しないためにも、面接の流れや面接マナーは事前に頭に入れておくべきです。

今回は、面接までに用意しておくべきことや、覚えておきたいマナーを解説していきます。

転職では面接マナーが重要

転職では面接マナーが重要

面接マナーは転職活動において、とても重要です。面接で話す内容や口調も大切ですが、あなたの少しの行動で面接官が感じ取る第一印象は、選考に大きく影響を与えることになります。

まずは、面接時のマナーについて詳しく理解していきましょう。

面接前日までに準備するマナー

面接前日までに準備するマナー

面接前日に準備しておくべきマナーは下記の通り。

  • 履歴書・職務経歴書に書いた内容を確認しておく
  • 応募先の業界に関するニュース・時事ニュースをチェックしておく
  • 面接日に身に着けるスーツ・靴・シャツをキレイにしておく

それでは、各マナーの詳細を確認していきましょう。

選考書類の記載内容は要チェック

履歴書・職務経歴書のような選考書類では、「企業ごとに書き変えていた箇所を書き換え忘れる」というミスが起きやすいので注意しましょう。このような間違いは大変失礼に当たりますし、そんなミスをする人を採用したいとは企業側も思わないでしょう。

また、選考書類に書いた内容は、面接を受ける前日にも再度確認しておきましょう。面接官はあなたの人物像を選考書類からイメージし、面接は選考書類の内容を確認しながら進みます。話す内容とイメージとの相違が無いようにするべきです。

応募先の企業情報や業界ニュースをチェックしておく

面接前日までに、応募先の企業情報を把握しておきましょう。最低限、会社のホームページで簡単に確認できるような以下の項目は目を通しておくと良いでしょう。

  • 業務内容
  • 経営方針
  • グループ会社
  • 企業の資本金
  • 代表取締役の名前
  • 売上高・利益・社員数・店舗数

マーケティング企業などは「自社をどれだけリサーチしてきたか」をチェックする傾向があるので、何気なく調べておいた会社の情報が高評価につながる可能性もあります。知っていて損することはないので、念のため細かい部分まで目を通しておきましょう。

また、応募先の業界に関するニュースや時事ニュースをチェックしておきましょう。新卒者のように「最近気になったニュースはありますか?」という質問は少ないですが、ニュースを把握しておけば話を広げやすくなります。

面接日に身に着けるスーツ・靴・シャツをキレイにしておく

面接においては、第一印象を決める身だしなみも重要です。下記は必ずチェックしておきましょう。

  • スーツにシワや汚れ、糸のほつれがないか
  • 靴はしっかりと磨かれているか
  • カバンが汚れていないか

特に、営業職の面接では靴をチェックされやすい傾向にあります。靴磨き用のクリームを使用するなど、きれいに磨いておきましょう。

スーツやシャツは事前にクリーニングに出しておきたいところ。クリーニングへ出す時間がなければ、アイロンがけと消臭スプレーを振る程度はやっておきましょう。

面接会場に到着する前には、鏡で全身をチェックしておくと安心です。

受付・控室・入室時にチェックしておきたいマナー

受付・控室・入室時にチェックしておきたいマナー

受付・控室・入室時にチェックしておきたいマナーは下記の通り。

  • 遅刻は厳禁!約束時間の5分前には到着しておく
  • 受付の対応から面接は始まっている
  • 控室でのマナー
  • 入室でのマナー

それでは、各マナーを詳しくみていきましょう。

遅刻は厳禁!約束時間の5分前には到着しておく

面接での遅刻は厳禁です。面接会場にはゆとりを持って到着するようにしましょう。時間に余裕があると身だしなみや事前情報の再チェックができ、緊張している心も落ち着くはず。

面接会場に到着する時間の目安は5分前です。携帯電話はマナーモードに、冬ならコートなどの上着は脱いでおきましょう。

逆に到着が早すぎてもマナー違反になります。早く着き過ぎてしまったら、ロビーには入らず会社の外で時間をつぶすと良いでしょう。

やむを得ず遅刻してしまう場合は、遅刻しそうになった時点で企業に電話するのが鉄則です。

受付の対応から面接は始まっている

企業の受付はインターホンになっていることが多く、面接担当者の番号を押して呼び出すことになります。ひと呼吸いれて「お世話になっております。○○さんと面接のお時間をいただいている○○と申します」とゆっくりと伝えましょう。緊張しすぎず、自然な口調で落ち着いて伝えましょう。

企業や部署によっては受付での対応もチェックされます。受付の対応からすでに面接は始まっていると考えておきましょう。

控室でのマナー

企業によって、面接官や面接会場の準備が整うまで控室で待つ場合があります。面接会場には先客がいることもあるので、静かに着席して待ちましょう。

待っている間はスマホをいじったりせず、会社のパンフレットや履歴書などを見返しておくと良いでしょう。

入室時のマナー

名前を呼ばれ、面接会場に入室する際の手順は下記の通りです。

  1. ドアをゆっくりと3回ノック(2回はマナー違反)
  2. 面接官から返事があったら「失礼します」と言い入室
  3. ドアを閉める際はドアの方を向いて閉める(後ろ手で閉めるのはNG)
  4. イスの横に立ったら明るいトーンで簡単に挨拶をする
  5. 面接官の「どうぞ」を聞いたら「失礼します」と言い着席

最初の挨拶は「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。○○申します。よろしくお願いいたします。」といった簡単なものでOKです。

また、会釈にも「入室時・退出時は会釈(30度)」「自己紹介時・面接終了後の挨拶は最敬礼(45度)」「男性は手を体の脇にそろえ、女性は手を前にそろえる」というマナーがあります。

ノックの回数や会釈の角度などは意味不明なビジネスマナーに感じますが、社会人ならできて当然と思っている企業や面接官も少なからず存在します。これらのポイントも押さえておくほうが無難でしょう。

面接中~退室時のマナー

面接中~退室時のマナー

次に面接中~退出時のマナーについて解説していきます。正しい姿勢や見送られる際に好印象を与える方法を参考にしてみましょう。

面接中

面接中は、着席後の姿勢が大切です。面接官から「どうぞ」と一言をもらった後に着席します。

背筋を自然に伸ばし、軽く拳をにぎった手をひざの上に乗せておくのがベスト。面接中の身振り手振りは、あまり大げさにならない程度に加減しましょう。

また、面接が始まる前に名刺を渡されるケースがありますが、前職もしくは在籍している会社の名刺を渡す必要はありません。

名刺を受け取る時はあなたの名前も名乗り、「頂戴いたします」と一言添えるとより丁寧です。名刺はポケットにしまわず、向かって左側に置いておきましょう。名刺入れは無くても問題はありません。

退出時

面接が終了したら書類・名刺などを丁寧にカバンへしまいます。企業から受け取ったものは丁寧に扱いましょう。

イスから立ち上がったら「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と礼をしてドアへ向かいます。ドアの前に立ったら振り向き、もう一度会釈をしてから静かに退室してください。

企業によっては会社の出入り口やエレベーターホールまで誘導してくれるケースがあります。面接官とコミュニケーションをとる最後の時間になりますので、気を抜かず明るく自然に対応しましょう。

出口に着いたら「こちらで失礼いたします。ありがとうございました」と言い、一礼します。エレベーターまでの場合は同じくお礼を言い、ドアが閉まるまで頭を下げておくと良いでしょう。

面接終了後(お礼メールと電話対応)のマナー

面接終了後(お礼メールと電話対応)のマナー

最後に、面接終了後のマナーです。面接のお礼メールを送る際や、面接後に電話がかかってきた場合について確認しておきましょう。

面接後のお礼メールのマナー

面接後のお礼メールは送っても送らなくても、どちらでも結構です。ただ、お礼メールを送ることで印象アップにつなげることができます。

面接後のお礼メールは、「面接のお礼」だけでなく「面接で聞きそびれた疑問点・質問」の意味も持ちます。入社希望度が高いことの念押しになるでしょう。

メール例文は下記を参考にしてみてください。

株式会社○○○○
人事部 ○○さま

お世話になっております。
本日、面接の機会をいただいた○○と申します。

先日は貴重なお時間を面接にあてていただき、誠にありがとうございました。
○○さんのお話を伺う中で、さらに入社の意欲が高まりました。

特に、御社のメイン事業である人材事業への関心は高く、
私でも力になれることがあるという自負がございます。
事業に取り組む姿勢や理念にも強く共感いたしました。

ご採用いただけるようであれば、すぐにでも準備にとりかかりたく存じます。

以上でございます。
ありがとうございました。

何卒よろしくお願いいたします。

———————————
名前(name)
〒xxx-xxxx 東京都xx区xx xx-xx-xx
TEL.xxx-xxxx-xxxx
E-mail:xxxxxxxx@example.com
———————————

なお、お礼メールは面接後、当日中に送るのが基本です。2~3日経った後でも問題はありませんが、あまり良い印象は与えないでしょう。

面接後の電話のマナー

面接官が聞き逃した質問や、選考通過の連絡のため、面接後に応募先から電話がかかってくることがあります。転職活動中は、携帯電話やメールをできるだけ頻繁にチェックするクセをつけましょう。

電話に出られなかったときのため、留守番設定を行っておくと安心です。また、折り返し連絡は当日中にするようにしましょう。

やむを得ずメールで返信する場合は、以下のような形で連絡すると良いでしょう。

○○さま
お世話になっております。

ご連絡ありがとうございます。
電車移動が続いており、電話にご対応できず申し訳ございません。

明日の○~○時であればいつでも電話にご対応できますので、
○○さまの都合の良い時間にご連絡ください。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

企業の採用担当者は忙しく、早急な返信を求めている場合がほとんどです。入社の意思をアピールする意味でも、できるだけ早い返事を心がけましょう。

まとめ

面接に向けての事前準備や、面接当日のマナーは頭に入りましたか?面接は社会人経験が出やすい場面ですが、解説したような基本を知っておけば最低限のマナーはクリアすることができるでしょう。

もちろんですが、いくら面接マナーが完璧でも内定はもらえません。あなたの経歴やスキルをアピールするための準備も怠らないようにしておきましょう。

もし不安なら、転職エージェントと練習を重ねるのがおすすめです。気になった点などを客観的に見てもらえますし、練習しておけば突然の事に動揺して覚えたマナーを忘れるなんてことはあまりないでしょう。

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