住まい・不動産

敬遠されがちな「日当たりの悪い物件」に住んでわかった意外なメリット

「日当たりが悪い」物件は本当に避けたほうがよいのか?(イメージ)

「日当たりが悪い」物件は本当に避けたほうがよいのか?(イメージ)

「本が日焼けしない」「モニターが見やすい」

 北向きの物件を好んで住んでいる人もいる。医療関係の仕事に勤める20代男性・Bさんが語る。

「みんなが太陽好きとは限らないんです(笑)。私は学生時代も夜勤のアルバイトでしたし、社会に出ても割と昼夜関係ない仕事をしているので、日中でも熟睡できるし、北向きの部屋で問題ありません。外干しする人は、洗濯物が乾きにくいと思いますが、私はドラム式洗濯乾燥機を使っているのでこれも何の影響もありません。何より、南向きの物件と比べて、家賃が安いのがうれしい。基本的にあまり家にいない人や夜勤の人には、北向きの物件はアリだと思います」(Bさん)

 Bさんはかなりの数の書籍や漫画、フィギュアを所有している。そんな住まい空間においても、北向きの部屋のメリットを感じるという。

「南向きだと、直射日光が本や漫画、フィギュアなんかを日焼けさせる原因になります。オタク仲間には、北向きの部屋を選び、かつUVカット効果のあるケースにフィギュアを入れる人もいます。日差しが入らないので、テレビ画面やモニターの画面が見やすいというのも地味なメリットです。結露やカビに気をつければ、個人的には北向きの部屋はむしろメリットが大きいです」(Bさん)

 そうした声がある一方で、南向きの物件に住んでいるにもかかわらず、残念な思いをしている人もいる。PR代理店に勤める20代女性・Cさんが住んでいるのは、南向きの物件だが、日当たりが悪い。

「南向き=日当たり良好ではないんですよ……。入居してみたら、高い建物に囲まれているので、想像以上に日が入りませんでした。方角だけじゃなくて、周辺環境を見ることも大切ですね。でもその分、家賃が安いのは大きなメリットです。あと、直射日光が入ってこないので、家のなかで日焼けしなくていいかな、と前向きにとらえるようにしています」(Cさん)

 どんな部屋も、メリットとデメリットを理解したうえで、快適に過ごす工夫を見つけたい。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。