住まい・不動産

家賃も立地も不満はないけれど… 長く住み続けた物件から引っ越しを検討する材料

本棚に入り切らないものが床に積み上がり、どんどん足の踏み場がなくなっていった部屋(イメージ)

本棚に入り切らないものが床に積み上がり、どんどん足の踏み場がなくなっていった部屋(イメージ)

ものが増えすぎて整理できない

 一方、広くて家賃の安い物件に住んでしまったがゆえに、荷物が増えすぎてしまい、引っ越しをしたくてもできなくなるというパターンもある。神奈川県川崎市の1LDKのマンションに住む会社員のBさん(30代男性)は、現在、部屋は漫画や洋服などで溢れているという。

「家賃の割には広いし収納も多く、職場まで電車で一本だったので、住みやすかったんです。収納がたくさんあるのをいいことに本や漫画、雑誌、CDやDVDなどを買いまくっていたら、荷物が部屋の大半を占めるようになってしまいました。

 一人暮らしで、誰かが来るわけでもないので、“いつかちゃんと整理しよう”と思うものの、なかなか片付けないのが実態で、もはや整理しようにもできない状態になっています……。いっそ、それらを整理するために引っ越しを考えるのですが、今の物件と同じくらいの広さのところに引っ越すとなると、家賃が高くなる。それがイヤで、ずるずると今のマンションに住んでいます。

 でも、物が多すぎて掃除もろくにできておらず、住環境が悪くなっているのは事実。そろそろ本気で引っ越しを決断しないといけないとはわかっているんですけどね……」(Bさん)

 長く住み続けると、普通に暮らしているだけでも、いろいろと不具合が出てくるもの。そうしたものの積み重ねが、立地にも家賃にも不満はないけれど、引っ越しを検討する材料になるのかもしれない。(了)

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。